私たちが目指す非常勤職員の待遇改善とは
常勤との格差解消が急務
賃金・手当・休暇制度、働きがいある職場へ
真の「同一価値労働、同一賃金」を
もともとは労働組合や国際労働機関が提唱していた「同一価値労働同一賃金」という言葉が、近頃では、市場原理主義を標榜する国や政党が口にするようになりました。私には、単なるリップサービスにしか聞こえません。しかし、この裏には、旧来の年功序列・定期昇給という概念を根底から覆す思惑があるのかもしれません。99%の貧乏人づくりに邁進!?
日本の労働分配率はこの25年、大半のOECD加盟国よりも大幅に低下しています。また、上位1%の高所得者が占める所得割合は増加しています。結果として、労働分配率の低下は上位1%の高所得者の所得を除けば、より一層大きなものとなっています。シハイシャは、99%の貧乏人をつくり出すという旧時代への逆戻りを画策しているのではないでしょうか。これではダメです。
私たちは働く者の労働条件、特に、常勤職員との格差の激しい非常勤職員の待遇改善を急がなくてはなりません。
国の機関は導入済「期間業務職員制度」
国では2008年8月に「①給与は、類似する職務に従事する常勤職員の属する職務の級の初号俸の俸給月額を基礎として、職務内容、在勤する地域及び職務経験等の要素を考慮して決定し支給すること。②通勤手当に相当する給与を支給すること。③相当長期にわたって勤務する非常勤職員に対して、期末手当に相当する給与を、勤務期間等を考慮の上支給するよう努めること」とした人事院事務総長通知が発出され、2010年10月には「期間業務職員制度」が創設されるなど、国の機関に働く非常勤職員の待遇改善が進みました。しかし、地方自治体では地方公務員法・地方自治法等が改正されず国並み制度になっていません。
この間、大阪府、府立の5病院・2研究所で働く非常勤職員の皆さんには、各単組・支部を通じて「思いよ届け!一言アンケート」をお願いし、ご協力いただきありがとうございます。引き続き各職場での集約を進めます。アンケートに記された皆さんの思いと、私たちが求める改善項目を下記のとおりまとめました。
【非常勤職員の待遇改善項目】
1 雇用単価の引上げ、昇給制度
最低でも、時給1,000円以上に(事務補助員等)。また、職務経験の要素を考慮した昇給制度を。
2 地方自治法の改正・手当の支給
扶養手当、地域手当、住居手当、通勤手当、特殊勤務手当、時間外勤務手当、期末手当、勤勉手当、
退職手当など。
3 パートタイム労働法(短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律)、労働契約法の適用
※現在は適用除外。無期労働契約への転換など。
4 国に倣った「期間業務職員制度」の創設
国では2010年10月1日施行。基本はフルタイム勤務。経験年数により昇給あり。一時金、通勤手当、
住居手当、超過勤務手当、退職手当の支給。2年目からは共済加入など。
5 非常勤職員の常勤職員への登用
部内試験の活用など。
6 常勤職員との休暇制度の差異解消
自治労 『官制ワーキングプワ』改善へ
全国の自治体等で取り組み中
非正規労働者の賃金・労働条件は低く抑えられ、時給は900円台、月給は11~16万円がほとんどです。働いているにもかかわらず、安定した生活が送れる収入が得られない『官制ワーキングプア』の状態を改善し、誰もがその労働に見合う処遇を与えられなければなりません。労働者の雇用が不安定な状態では、住民の皆さんに安定した良い公共サービスを提供していくことが困難です。自治労は地域のくらしを守るため、全国の自治体等で働く非正規労働者の雇用安定、処遇改善に取り組んでいます。
大阪府の知事部局の非常勤職員(非常勤特別嘱託員・非常勤若年特別嘱託員・非常勤嘱託員・非常勤作業員)の皆さんは、本年4月から一般職の地方公務員とされその任用根拠の法律定義が変わりました。
これにより、私たち自治労府職への加入が可能となりました。自治労府職は、府労連(大阪府労働組合連合会)の一員として長年、府の各機関で働く非常勤職員の待遇改善の要求を掲げて、その実現に取り組んでいます。
大阪府・5病院・2研究所 非正規職員の待遇改善求めています
組合にご加入ください
各病院・研究所でも非常勤職員の皆さんが加入されることで、当局への要求、交渉内容がより現実的なものとなります。常勤職員との賃金・労働条件の格差を解消するため、ご一緒に活動を進めるため、ぜひ組合にご加入ください。※記事の詳細は配布している機関紙「自治労府職・号外(7月21日)」をご覧ください。
★非常勤職員の皆さんへのアンケート実施中
大阪府、府立5病院、府立2研究所で働く非常勤職員の皆さんの声を、待遇改善に向けた労使交渉につなげます。★アンケートにご協力いただける方は、アンケート用紙を印刷してご記入のうえ、自治労府職のFAX番号にお送りください。



